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みどころ

第3章 南都の平安仏画

平安時代の南都では、京都の絵仏師によって描かれたとみられる、華麗な截金文(きりかねもん)や彩色を凝らした優美な仏画が受容されました。その一方で、法隆寺にかつて伝来した奈良国立博物館の国宝「十一面観音像」のように、奈良時代以来の古様な図像を守り伝える、南都特有の絵画形式も受け継がれていました。本章では、京都の文化から色濃く影響を受けながらも独自に発展した、南都における平安時代の仏画の諸相を紹介します。

胎蔵界曼荼羅(子島曼荼羅)
金剛界
金剛界曼荼羅(子島曼荼羅)
胎蔵界

平安貴族の時代に作られた、金銀で飾られたきらびやかな曼荼羅

国宝

両界曼荼羅(りょうかいまんだら)子島曼荼羅(こじままんだら)


平安時代(11世紀)/奈良・子嶋寺

展示期間 胎蔵界:7月18日〜8月16日/金剛界:8月18日〜9月13日
国宝 十一面観音像

法隆寺に伝わった平安仏画の最高傑作。斜を向く南都系の図像に、華麗な截金文様

国宝

十一面観音像(じゅういちめんかんぞんぞう)


平安時代(12世紀)/奈良国立博物館

展示期間 7月18日〜8月16日
国宝 普賢菩薩像

平安仏画といえば誰もが思い浮かべる名品。
かつて奈良の寺院に伝わった

国宝

普賢菩薩像(ふげんぼさつぞう)


平安時代(12世紀)/東京国立博物館

展示期間 8月18日〜9月13日

Image: TNM Image Archives