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特別展「南都仏画 ―よみがえる奈良天平の美―」

十一面観音像(展示イメージ)

国宝 十一面観音像(部分) 平安時代(12世紀) 奈良国立博物館 展示期間:7月18日~8月16日

ごあいさつ

かつて「南都なんと」と呼ばれた奈良に、古代から連綿と受け継がれてきた珠玉の仏教絵画、それが「南都仏画なんとぶつが」です。奈良時代には後世まで規範とされていく国際色豊かな天平絵画が大寺院を彩り、平安時代になると貴族好みの優美な仏画が盛んに礼拝されました。

南都仏教の復興期にあたる鎌倉時代以降、天平の図像にもとづく復古的な仏画が描かれるようになるとともに、「南都絵所なんとえどころ」と呼ばれる奈良の仏画工房に所属した絵仏師たちが、仏画や絵巻の制作、さらには仏像の彩色にも携わるようになります。そして近代以降、奈良天平の仏画は日本美術の古典として高く評価されるに至り、新たな日本画を生み出す着想の源泉となるとともに、文化財保護の対象にもなっていくのです。

本展覧会は、米国・ボストン美術館と奈良国立博物館による約20年の構想を経て実現した国際共同企画です。ボストン美術館が所蔵する南都ゆかりの仏画の優品が一挙に里帰りするまたとない機会に、奈良国立博物館の所蔵品をはじめとする国内の選りすぐりの仏画・仏像の名品とともに、「南都仏画」の歴史をたどる初の試みとなります。

さらに、昭和24年(1949)の火災で焼損した法隆寺金堂壁画ほうりゅうじこんどうへきがの色彩が、写真ガラス原板に記録された色情報をもとに最新のデジタル技術によってよみがえり、高精細カラー画像として展示室内で初公開されることも大きな見どころです。本展覧会でしか体験できない「南都仏画」の魅力を、ぜひ心ゆくまでご堪能ください。

釈迦霊鷲山説法図(法華堂根本曼陀羅) 奈良時代(8世紀) ボストン美術館所蔵

釈迦霊鷲山説法図しゃかりょうじゅせんせっぽうず法華堂根本曼陀羅ほっけどうこんぽんまんだら) 奈良時代(8世紀) ボストン美術館 通期展示

William Sturgis Bigelow Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

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[報道関係者お問い合わせ先]

「南都仏画―よみがえる奈良天平の美―」
広報事務局(TMオフィス内)

E-MAIL:nantobutsuga@tm-office.co.jp

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展覧会タイトル英語表記(画像)