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みどころ

第2章 天平の(いろど)

平城京に都が置かれた奈良時代、遣唐使を通じて大陸の先進的な仏教文化が流入し、東大寺や興福寺などの大寺院が造立されました。堂内を彩ったのは、力強い線描と「紺丹緑紫(こんたんりょくし)」のコントラストが鮮やかな彩色を誇る仏画や仏像です。この時期に確立された荘厳な図像や表現形式は、奈良から日本各地の寺院へと広まるとともに、後世の南都の絵師たちが規範と仰ぐ古典となりました。本章では、南都仏画の様式を決定づけた天平絵画の精華をたどります。

国宝 吉祥天像

奈良時代の護国の法会で拝まれた本尊画像。豊麗な彩色をたたえる天平の美神

国宝

吉祥天像(きちじょうてんぞう)


奈良時代(8世紀)/奈良・薬師寺

展示期間 7月18日〜8月2日